民家調査と瓦の刻印
先週、旧中山道・高宮宿にある町家・土蔵の実測調査を行いました。敷地が不整形のため、この町家は表から奥に進むにしたがって土間の幅が狭くなっていましたが、この辺りではよく見かけられるものです。
さて、最近、近世・近代の民家を調査しているときに、瓦によく目が行きます。これは、写真のような部分に瓦屋の刻印があるのですが、その刻印から瓦の生産地や年代などを観察しているからです。建物の上の方をじっと見ていますので、はたから見るとあやしい感じですが、なかなか面白いです(写真は、近江八幡市内で見つけた瓦の刻印 : 〇に一 <八幡瓦屋・寺本仁兵衛>)。