五個荘商人の町なみ
先週、学部2回生の授業「地域文化演習Ⅰ」の学外実習において、東近江市五個荘金堂町を見学しました。 ここは、五個荘商人の本宅が集まる町なみとして有名であり、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。当日は三つの商人屋敷を見学しましたが、建物もさることながら庭園の素晴ら...
「環琵琶湖保存修景計画論A」
先週、大学院の授業「環琵琶湖保存修景計画論A」の学外実習で、高島市にある伝統的町並み・集落をいくつか見学してきました。 そのうちの一つである海津の町なみは国の重要文化的景観に選定されていますが、琵琶湖側の石垣と、かつて浜に舟をつけるときの目印にしていた樹木などで構成される印...
角地の町家
先週、何気なく彦根市七曲がり地区を車で通った時に、以前見学させていただいた町家が取り壊されたことに気づきました。 角地に建っていたこの町家は江戸時代に建てられたと思われますが、小道に面していた壁面を見ると、特に母屋桁の塗り込めなどはとても意匠に気を使っていることが読み取れま...
初めての実測調査
先週、中山道の宿場町であった彦根市鳥居本町において、町家の実測調査を行ってきました。当日はあいにくの雨により、気温の低い1日でした。 今回の調査では、平面図や断面図をはじめて担当してくれた3回生がいました。私は、自身の初めての実測調査がとにかくあたふたしていたのを覚えていま...
「地域文化演習Ⅰ」
先週、学部2回生の授業「地域文化演習Ⅰ」の学外実習において、 彦根市七曲り地区を見学しました。 七曲り地区は仏壇街として有名ですが、かつて彦根城下と中山道を結ぶ重要な道でした。ここには今も卯建(うだつ)や袖壁を持つ町家が多く建ち並んでいますが、濱崎教授による伝統的な町家の説...
本陣の「うだつ」
先週、草津市にある国指定史跡「草津宿本陣」を見てきました。東海道と中山道の合流・分岐点に位置する草津宿にはかつて二つの本陣がありましたが、そのうちの一つがこの本陣になります。 この本陣建物の街道側にある庇は、その両側に「うだつ」が立ちあがっています。一般的な「うだつ」とは異...
「地域文化基礎演習」
今年度から、1回生の必修科目として 「地域文化基礎演習」という授業が始まりましたが、先週、その授業を濱崎教授とともに担当しました。 担当する演習内容はというと、主に考古学や建築の分野で必要となる「測量」や「実測」を体験するものです。このうち、私は「実測」の方を担当しましたが...
民家調査と瓦の刻印
先週、旧中山道・高宮宿にある町家・土蔵の実測調査を行いました。敷地が不整形のため、この町家は表から奥に進むにしたがって土間の幅が狭くなっていましたが、この辺りではよく見かけられるものです。 さて、最近、近世・近代の民家を調査しているときに、瓦によく目が行きます。これは、写真...
日本建築学会大会2012
先週、日本建築学会大会(会場:名古屋大学)にて、「パルミラ遺跡北墓地129-b号墓の外部復元」を発表してきました。内部復元とあわせていくつかご質問をいただき、今後の研究に活かしたいと思いました。 また、日本建築学会大会の合間に、春日井市にある三階蔵の見学に向かったのですが、...
屋根裏での発見!
先週は、彦根市内にある足軽屋敷の実測調査に行ってきました。 調査のために屋根裏にあがりましたが、建物の骨組みはしっかりしており、立派な部材を拝見することができました。ただし、当日は気温が30度を超えていましたので、しばらく屋根裏にいると玉のように汗が出てきました(写真は、か...